最近の車にはイモビライザーという特殊な鍵が使われています。
普通の鍵とは違ってICチップのデータを読み取って照合が合えば鍵が開くというものです。
盗難防止のために搭載されている機能ですが、弱点もあり、イモビカッターという道具を使えばデータをリセットして開けてしまうことが可能になるのです。
イモビカッターを使った盗難が多発しているということで、自治体によっては条例でイモビライザーの保持に罰則を与えるとしているところも増えてきています。
鍵屋や自動車整備士以外の業務で使用する場合を除いてイモビカッターを所持することはできなくなります。
イモビカッターはタバコの箱くらいの小さなものです。
イモビライザーに接続すると機能を解除することができます。
イモビカッターによる盗難は昔からよく起こっているのですが、強力な防犯装置であり、この装置がついている車は盗むことができないと保険会社が断定して盗難事件として認められなかったというニュースも昔はありました。それくらい当時は信頼されていた防犯装置なのです。
しかし、イモビカッターのような無効化できるものが登場し、インターネットでも売買されています。手に入れようと思ったらだれでも手に入れることができるのです。
日本で規制されるようになっても海外の窃盗団が日本に持ち込む可能性もあります。
便利な鍵が生まれてもイタチごっこのように新し盗難の手口が誕生します。それに対抗できる対策をいろいろな面で整えていく必要があります。
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